審判研修会
全国レディース委員会、オンコート審判研修会
6月13日、昭和の森テニスセンターにおいて「全国レディース委員会・オンコート審判研修会」が開催された。今年は11月9日から3日間に渡り、有明テニスの森テニスコートで「第45回全国レディーステニス決勝大会」が開催され、その準決勝以降で「ライン」が採用される予定となっている。そのため今回の研修会では、「決勝大会へ向けてのSCUとライン」を研修のテーマとした。
ちなみに昨年、行われたオンコート研修会は、関東4都県(埼玉・東京・千葉・神奈川)の審判員が対象となったが、今回は全国47都道府県支部から参加募集をした。その結果、4都県以外からも愛知県、大阪府、兵庫県、広島県から12名の申し込みがあり、総勢37名が昭和の森インドアコートに集結して、ともに研修を行なった。
当日は本部より岡川恵美子理事長(JTA公認審判認定員、JTA:B級レフェリー)と第45回全国レディーステニス大会を担当する西久保喜美惠レフェリー(JTA:B級レフェリー)ほか、アシスタントレフェリーが講師として参加し、全国レディースの卒業生らが、実戦研修の選手役として参加した。
開会式の後、13:00から各コートに分かれて、ダブルス試合SCUの実戦練習が始まった。プレミーティングから開始と終了のアナウンスの仕方、結果報告の仕方、アクシデント時の対応やレフェリー、トレーナー要請の仕方などが1人7分の持ち時間で、トランシーバーを使用しながら行われた。
「全国レディース全国決勝大会は、使用コート面数も多く、効率的にトランシーバーを使う必要があるので、今日の研修はここに焦点を絞りました」とは西久保レフェリー。
休憩をはさみ、「ライン(サービスライン、縦ライン)の練習」に移る。アシスタントレフェリーの指示のもと、球出しでの声出しとハンドシグナルの確認が行われる。コートに「アウト」「アウト、コレクショングッド」の声が響き、左腕右腕がさっと横に上がり、取材をしているこちらにも緊張感が伝わってきた。
その後、縦ラインのムービングの確認をするために2ポイント+2ポイントのゲームが行われた。研修会の終わりには、全国決勝大会直前の10月に本番の有明の会場で再度、審判研修会が開催されることと「支部に戻っても繰り返し練習を重ねてください」と申し伝えられて、同会が終了となった。
なお、同研修会に先駆けて、6月5日から7日の3日間に計5回の「大会運営、ルール等オンライン研修会」が開催され34支部から366名もの参加者があった。参加者たちは、画面で資料を見ながら熱心に講師の説明に耳を傾け、最後には質疑応答も行われた。全国レディースだけでなく、全国の様々な大会での活躍を期待したい。
開会式 |
トランシーバーを使って報告 |
研修前ミーティング |
ラインアンパイアの練習 |
2023年度 第11回各エリア研修会