講習会リポート

青森県支部「FET講習会」リポート



午前FET集合写真

テニピンの講義①

テニピンの講義②

テニピンの講義③

FET風景①

FET風景②

FET風景③

指導員とスタッフ・講義参加者

 青森県支部では7月24日(水)10時から14時まで、青森市大進建設スポーツ広場にてFET(午前)と会員対象のテニピン講習会(午後)を開催した。
 テニピンとは日本テニス協会が、学校体育の中で、テニスの面白さを気軽に味わえるようにと普及促進を進めているもので、バドミントンコートとほぼ同じ大きさのコートで、手の平を包み込むタイプのラケットで、ネットを挟んでスポンジボールを打ち合うゲームだ。
 前日からの悪天は何とか回復し、午前中は強風であったが、子供31人(小学3年生までが6人・小学4年生以上25人)と、保護者6人が参加してFETを行った。 以下が、午前・午後の講習会の内容である。

【午前/FET講習会】(テーマ:テニピン)
・ウォーミングアップ/コート2面をランニング・ストレッチ・スポンジボールでボール慣れ、ボール遊び。
・テニピン/ラケットをはめてスポンジボールをその上に置き、落とさず歩く。ボールつき。ボールコロコロ。
・色指定コロコロ/ワンバウンドボールキャッチ。ボールキャッチラリー5回。
・アイス休憩
・ミニラケットで/スポンジボールをラケット面に置いて落とさずサイドライン
往復。面に乗せたボールを落とさず親御さんのラケットに運ぶ。ラケットでボールコロコロ。5往復。
・レッドボールで/ミニラケットでネット挟んでフォアハンド球出し。3球交代から10球交代へ。
・みんなでボール拾いゲーム。

【午後の講習】(テーマ:/テニピン講義)
・テニピンのメニューの紹介
・会議室でネットを一つ張り、会員にテニピンを体験してもらう。
幼児メニュー、小学生メニューの紹介。難易度を上げるなどアレンジメニューを紹介。ゲームの数え方を教え、実際に学校で行っている方法で実施してもらう。
・プレイアンドステイの安全面や注意点を説明。プレイアンドステイで身につけられるスキルや指導者に必要なスキルを講義。

 今回の講習会はFETの指導者養成を兼ねたため、未就学児と保護者に的を絞ったという青森県支部の担当者は、「今回のために購入したテニピンでスポンジボールを打ち、最後はミニラケットで、ミニネットをはさんで上から落としたボールをラケットに当てる(打つ)ところまでできるようになった。集中力の続きにくい幼児でも、今西指導員の声掛けや、気長に待ってあげるなどの対応には感心した」と話していた。子供たちの全員が「また来年も来たいー」と、とても満足して帰ったようだった。
 午後は会員を対象に、室内会場でテニピンの実践体験とその活用方法などの講義を行った。最後には質疑応答をして終え、「来年度以降のFETやプレイ&ステイにぜひとも活かしていきたい」と語った。
 また今西指導員は「県支部の担当者から同県のテニス人口の減少と環境面での苦労(冬の豪雪と他のスポーツとの競合)を聞き、この状況でどう普及していくかを考えた。今回、たくさんの方々が講習に来てテニピンやP&Sに触れて体験し、同支部の取り組みに役立てていただけることを期待している」と語った。