講習会リポート

岡山県支部「技術講習会」リポート



集合写真

準備体操

講習会風景①

講習会風景②

講習会風景③

指導員とパチリ

 5月29日(水)、岡山県の「倉敷マスカットテニスコート」にて「技術の向上とフォ-メンションの習得」を目標に、岡山県支部主催の技術講習会が開催された。当日は中級16人・上級10人の計26人の参加者があり、本部からは講師として岡本聖子指導員が参加して、12時30分から15時30分まで3時間レッスンを行った。
 レッスン内容は以下の通りである。

テーマ)ダブルスに必要な基本的技術と陣形
●ストロークの準備を早くするために
ミニテニス、手出し、球出し、打ち分け練習
*相手がボールを打ち始めてからボールがネットを超えるまでの時間を大切にしよう。
*ボール出し練習からダブルスを想定したコースの打ち分けを意識しよう。

●ボレーの返球、コースを変える方法
*ラケットに頼らず、ボールへの入り方、立ち位置に気をつけよう。

●前に上がったスマッシュ
*ラケットを用意する位置と打点をなるべく近くにしよう。

●ゲーム練習 ストレート展開
*ストレートに展開された時に、前衛が「取る取らないの声がけ」を忘れないように。
*ダブルスで(二人で)守る場合、コートは意外と狭いので、練習でポジションを確認し合い、正しいポジショニングを探し出そう。
*後衛が取った方が有利と判断した場合、後衛は前衛が無理しないように声がけしよう。
*ロブのラリーや、ストレート展開が続いて前衛が入っていけない場合は、前衛のポジションを少し変えてみたり、後衛がロブをカットしたりして、ストレートラリーからクロスへロブで展開するなど、状況回避の方法を考えてみよう。

 岡本指導員は「とても穏やかな雰囲気で終始レッスンができた。課題を提供し、実際にトライして感じたことや思ったことを聞きながらレッスンを進めた。これまでなんとなくプレーしていた参加者が、『勝つために何が必要なのか』を再認識するきっかけになれば嬉しい」と語っていた。
 また、参加者からは以下のような感想が寄せられた。

・ミニテニスをしたことがなく、最初が短い距離でストロークでラリーをするのが難しかっが、自分が打った後に素早く次の動作に移る大切さを教わった。
・ストロークで打ち分けでは、指導員に「クロスから来たボールをストーレートに打つ体の向き」を見せてもらい、注意しながら練習するのに役だった。
・自分で意識して、打ち返すボールの速さ・高さ・長さ・を変えて練習することで、試合の時に使えるようにすることが大事。相手に「次は何をしてくるのだろう」と迷わせるような試合運びができるように頑張りたい。
・短く上がってきたボールをスマッシュするときは、(ボールが早くて短いことを)素早く判断し、力を抜いてコンパクトにラケットを振る事が大事と教わった。チャンスボールだとどうしても力が入ってネットしたりアウトしたりするので気を付けたい。
・後ろに下がるときの足の運び方を実際に見せてもらい納得した。
・ロブ合戦なった時、前衛は時々、ボールを追いかけて「スマッシュをするぞ」と見せかけることも大事。ストレート打ちの時の前の人の立ち位置も勉強になった。
・基礎の大切さを再確認した。3時間があっという間で、楽しく受講でき良かった。また受講したい。