講習会リポート

島根県支部 技術講習会リポート



午前集合写真

午後集合写真

講習会の準備

準備運動

指導風景①

指導風景②

指導風景③

指導風景④

 10月22日(火)、島根県浜山公園体育館にて、本部から岡本聖子指導員を招き技術講習会が開催された。当初は屋外のコートの予定であったが、雨天のため室内コートで実施した。午前の部(10~12時)18名、午後の部(13時半~15時半)18名の計33名(非会員2名・3名は通しで)が参加し、以下の内容でレッスンが行われた。

【午前の部】
●アップ
・シューズを履かず足裏でボールを転がす運動
※足裏で前後左右に、足指を広げた状態で足指の第3関節を意識して行う。疲労回復、リフレッシュにも効果的。
・ジャンプ(膝を固定し、足首の反動を使って)
※足裏に刺激を与えることでやる気を上げ、脱力ジャンプを行うことで肩や腕の緊張が抜ける。試合の中、集中したいポイントやリラックスしたい時にも有効。

●ミニテニスとロングコートでストレートラリー
※相手がボールを打った瞬間に自分がフォアorバックで返球するかを決める。ボールがネットを超える前に準備(肩に顎が乗るイメージで、肩越しにボールを捉える)する。

●ダブルスでクロスラリー中にストレートを打つ
※肩の位置を意識してストレートやクロスに打ち分ける。ボールとの距離感がすべて同じになるよう、ボールが飛んでくる延長戦上を意識。
※クロスラリー中、常にストレートへも打てるイメージでボールを捉えていると、相手の前衛がポーチに出づらい。

【午後の部】
●ボレー練習
 ※両脚を大きく開いたままで打つと、必然的にラケットを大振りせずに済む。肘~腕を緩ませ、柔らかいタッチのボレーをコントロールして打つ。

●並行陣の練習
※ストレートに打たれたボールを1歩で取れるポジションに立つ。サイドケアより甘いセンターのボールを意識。
※自分のボール、ペアのボールの意思表示をはっきり。「お願い」したら、ペアを信用し自分は相手を見る。打ったボールとペアの動きにより、コートに穴が空かないポジションを取る。

●スマッシュからのポーチ
※ペアがスマッシュを打っているときは信頼して、返ってくるチャンスボールを狙う。

●レッスンで学んだこと(指導員との質疑応答も含む)
・自分の得意なショットやプレースタイル(フォアorバック、ストロークorボレー、雁行陣or平行陣など)を知る。
・試合中は相手の得意なパターンと苦手そうなパターンをペアで話し合い、攻めるポイントを考える。
・自分のことに必死になりすぎず、パートナーのことも意識する。
・コートの状況をドローンのように俯瞰する意識を持つ。
・人の試合を見て考えて意見交換をし、良い所は自分の試合でマネをする。
・相手がボールを打つ時は、チャンスであろうがやっと取ったボールであろうが、その瞬間、構える。
・どんなテニスがしたいのかイメージし、そのポジションで何ができるか考えてトライ&エラーを繰り返すことが大切。
・講習会後にチームメンバーや友人に内容を話すことで、自分の身に付く。

【参加者の感想】
・ショットを打つ時の体の向きや構えの位置をもっと考えて動きたい。
・「左右の顎を肩につけて横向きで準備」の姿勢を、家で鏡を見て練習したい。
・いつもと違うメンバー、レベルの違う人たちとレッスンできたのが面白かった。
・ペアで参加し、ポジションの実戦練習ができてとても良かった。
・自分が得点を取るためにやっていきたい陣形が明確になり、とてもためになった。
・プロのコーチに普段聞けないようなことを聞けて良かった。
・内容が高度だったので、初心者向けの講習会があるといいと思う。