講習会リポート

広島県支部主催「技術講習会」リポート



技術講習会集合写真①

技術講習会集合写真②

技術講習会風景①

技術講習会風景②

ルールとマナー集合写真①

ルールとマナー集合写真②

ルールとマナー講習風景①

ルールとマナー講習風景②

 7月2日(水)、広島広域公園テニスコート(インドア3面)で「技術講習会」と、「ルール・マナー講習会」が開催された。参加希望者が多かったため、参加者を2グループに分け、それぞれの講習会を午前(技術23人・ルール19人)と午後(技術19人・ルール25人)で入れ替えて行った。役員も可能な限り受講した。
 技術講習会は「それぞれのレベルで技術向上をはかり、級を超えてテニスを楽しみコミュニケーションができる場を作る」ことを目的に、本部より岡本聖子指導員を迎えて行われた。講習内容は以下である。
●ボレーの基本から学ぼう
・肘が後ろに行かないように、脇にネットを挟んでボールを打ってみる。
・まな板のようにラケットを持って打ってみる。
・ヒットする高さの面を確認し、目を瞑ってもできるようにする。
・正面からボールを見る見え方と、横から見る見え方の違いの説明と実験。
・ローボレーやハーフボレーのテイクバックは、ラケットを立てる意識が強すぎると難しい。手首を緩めること。
●スマッシュのタイミングの取り方とボールの見方
・ラケットを使用せずに手のひらを使ったり、ラケットを板のように使用して打つ。
*当たり前の練習で極力切り離し取り組んでもらう。「シンプル」を大切に。そこにベースとなる基本要素がある。

 岡本指導員のフレンドリーな人柄に、参加者から質問が尽きず、声かけやアドバイスも一人一人に丁寧にしていただけた。参加者は「普段教わらないような『感覚』の話が聞けて、ボレーを練習する上でもたくさんヒントをいただけた。自分のテニスを振り返ることができるような時間だった」と話していた。

 またルール・マナー講習会は「役員と一緒にルールやマナーを学ぶ機会を作る」ことを目的に、本部より山中友子講師を迎えて、下の内容で行われた。
 まず、JTAのルールブック掲載の「試合におけるフェアプレイの推進」「セルフジャッジの五原則」「コンプライアンスの遵守の違反例」を皆で読んで確認。「楽しく試合ができたのはどんな時?」「プレー中、嫌だったと思ったのはどんな時?」「試合中のボールの受け渡しは親切か?」など、日ごろの試合中の出来事を振り返り、マナーについて考えてもらった。
 ルールについては、事前にもらった「実際の試合での事例」に返答する形で進められ「どんなルールで解決したらよいか?」を話し、ルールを知っていれば、対戦相手にきちんと説明できることを話し、ルール知る重要性に気づいてもらった。
 当日は講師と参加者が話しやすいように机をロの字型にレイアウトし、専門的なことに偏らず、「楽しくテニスをするためのルールとマナー」を中心に話していただいたのが良かった。具体的な体験談を交えながらのわかりやすい説明で、参加者たちも、もやもやしていたことを発言して回答をいただくことができた。