会長 武正 八重子
この度、日本女子テニス連盟はIOC(国際オリンピック委員会)から
IOC Award 2017 –Women and Sport for Asia 「女性スポーツ賞」という名誉ある賞を受賞致しました。11月9日、スイス(ローザンヌ)で表彰式が行われました。
日本中のテニスを愛する32,000人の女性会員、全員に頂いたものと思っております。
今年度、私達は連盟設立50周年を迎えており、さまざまな記念行事を行っておりますが、この賞を頂き慶びがまた倍に膨らみました。
設立以来、「女子のテニスは女子の手で」をスローガンにテニスを通して女性の仲間作りから始めました。活動内容は女性へのテニスの普及、子供たちへテニスの楽しさを伝える普及活動、日韓親善テニス大会、親睦テニス大会、研修会、審判養成講習会などを開催しております。また、社会貢献に対する活動としてラブ基金を募り、車いすテニスへの協力、難民教育基金への寄付、災害復興支援などを行っております。そして数ある大会の中でも、ピンクリボンテニス大会では女性の健康を守る乳がん早期発見、早期治療のキャンペーンを行っております。どの活動も小さな一歩から始め、地道に一歩ずつ歩んできました。この賞を頂くことにより、世界の人々に私達の小さいけれど、一生懸命な努力の積み重ねが伝わることになればとても嬉しく思います。
自分だけが健康で幸せにテニスライフが送れるのではなく、皆が幸せになって頂きたいと願ってこれからも活動して行きたいと思っております。
2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。私達も何らかの形で、貢献できることを願っております。そして世界の方々を日本で、お迎えすることを楽しみにしております。